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配偶者控除と聞くと、「妻」と思い浮かべる方が多いと思いますが、知ってる人は知っています。配偶者とは、<妻か夫>両者のことなのです。

しかもこれはお分かりだと思いますが扶養控除と配偶者控除は別物です。したがって配偶者控除の対象となっている人は扶養控除の対象外です。(重複になるからです)

妻が社員で働いて、夫が求職中のケースがあるし、アルバイターのケースもあるし、自営業者の場合もあります。これらどの場合も、配偶者控除の条件になります。

夫を扶養家族に入れると入れないのでは、税金が変わります。

所得税率が5%の人でも、所得税、住民税を合わせると5万円以上の節税になるのです。

手続きは簡単。もし年末調整が終わっていても大丈夫です。妻が働いている会社に<扶養控除等申告書>の控除対象者の欄に夫の名前を記載して申告するだけで、その年から扶養を増やせます。年年度の途中からの場合なら<扶養控除等(異動)申告書>を出せばいいのです。

すでに会社に<扶養控除等申告書>を提出していて<年末調整>が終わっていたら、訂正処理をすれば大丈夫です。自分で<確定申告書>を取り寄せて扶養控除を訂正して申告するだけです。

大体、役所は扶養家族の申告について積極的ではありません。「扶養家族として申告するとなにが違うんですか?」と尋ねても「書いても書かなくても同じですが」とか曖昧な回答しかしない方もいますので、自分でよく知った上で申告作業をするようにしましょう。

書いても書かなくても同じなことはないのですが、こんな返事をする背景に、そもそも<扶養家族の定義>が曖昧だということがあります。

同居の老親族には上乗せがあるから「生計を一にしていること」という条件がついているだけで、離れて暮らしていても扶養家族になります。しかも16歳以上年齢制限はありません。40歳の息子でもOKなのです。ですから精通している職員さんや、税務署員さんはフル活用しています。

 以下の要件を満たしていれば、税法での扶養親族となります。

  • 16歳以上(年末時点)の人が対象となります。
  • 6親等内の血族、もしくは3親等内の姻族であること
  • 同一生計であること
  • 合計所得金額が38万円以下であること

扶養といえば子どものイメージが強いと思いますが、実際にはかなり広範囲の方が扶養控除の対象となっています。

誤解の多いのが「合計所得金額38万円以下」です。所得とは収入金額のことではありません。収入と所得は同じことと錯覚しますが、税法上では別のものです。

所得は収入から必要経費のようなものを差し引いた後の金額です。必要経費は所得の種類によって異なってきます。
たとえばアルバイターの場合。
アルバイトにおける合計所得38万円以下とは、収入でいうと103万円以下のことなのです。

給与所得の算式は 給与収入金額-給与所得控除額(最低65万円)ですので、103-65=38(万円)です。

また年金をもらっているから扶養家族にならないと思い込んでいる人もいますが、年金収入額と年齢で条件が変わります。

たとえば65歳未満で108万円以下(65歳以上の場合は158万円以下)なら扶養家族に入れることができます。65歳以上の両親ふたりで300万円以下なら二人とも扶養家族に入れられるのです。さらに遺族年金で暮らしている場合なら遺族年金は税法で所得とならないので無収入扱いです。

老いた父母の場合、必ずと言う程医療費が生じますが、生計を一にする配偶者その他の親族であれば、医療費控除の対象となります。つまり扶養家族に入っている人の医療費は控除対象なのです。

しかも<扶養控除>は世帯主の収入から控除するという意味ではありません。扶養している人から控除するという意味ですので、共働き夫婦の場合、両方が対象になります。

税金は所得が高くなる程、税率が上がりますから、共働きの家庭では夫婦の所得のバランスを考えて、どちらに扶養控除を設定するのか決めるのが得策です。

 

支払った社会保険料の控除は、年末調整で整理、完結しますが、この場合漏れることが少なくありません。

勤め人の場合、社会保険料控除の計算は会社でしてくれていると思いますが、人によっては天引きされた分とは別に自分自身で支払った分があるからです。

扶養控除の対象になっている親等の社会保険を支払っていると、その分も社会保険料控除の対象になります。この分は会社では把握していないので年末調整前に家族の分は控除証明書または領収書を会社に提出します。

特に気をつけたいのは家族の中で最も収入の多い人です。この人がすべて払っていたことにすれば家族全体の節税になります。

 

 

 

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