境界

ライフスキルが不足している人、特に女性に気をつけてほしいことがあります。
芸能ニュースでも繰り返し報じられているトラブルの真相に関係する問題です。

愛情不足、甘え不足で、心にすっぽり穴があいていると、好きになった相手と、つきあうことになったり一緒に住み始めたりすると、ジグソーパズルの埋まらなかった部分がピタッとはまったような気がします。
それはいままで味わったなかった快感でとてつもなく嬉しくなります。

特に女性は体の関係があることで、より強く感じることができるので、心の快感と体の快感がひとつになったようになり、のめり込みます。これは女性にとって極めて危険な状態です。

なぜなら時間の経過とともに、相手が自分の思うような動き方、感じ方をしてくれなくなるからです。
これをコントロールしょうとするとますます関係性は酷くなり、一人の時より寂しさは募ります。

ここから先は互いの人間力次第で、人生から転落する人も少なくなく、悲しいことに後を絶ちません。

境界

人と人の間には国境のように「境界」があります。
親子であっても、あなたと私は別人格であるという境界です。
いくら親でも、境界を越えて、相手の承諾のないまま個人の世界に土足で踏み込むようなことは禁じられれいます。

「境界」は人生の輝きに欠かせない生きる権利を守る大事な一線です。

境界の認識はなかなか難しく、その定義も人によって マチマチですが、境界は線であって壁ではありません。

つまり相手によって線を緩めたり厳しくしたり、近づけたり遠ざけり個人の意思で自由自在に調整できます。
依存することも出来なくすることもお互いの了解のもとに可能なのです。そういうこともあってか「境界」は理屈の上では簡単ですが、実感が難しいテーマです。

重要なので、後ほど詳しく説明します。

ここでは、以下のことについて、順を追って説明しておきたいと思います。

・境界テスト

・境界の大切さ

・境界をゆるめる

・コミュニケーションに問題があると気がついたら「境界」を意識する。

境界

▼境界テスト

次にあなたに該当する項目が、いくつあるか確認してみてください。

・依頼されたり、期待されたら、断ると悪いと思ってしまう。
・断っても安心な人には、平気に断ることができる
・相手の考えに合わせて、自分の考えを変えてしまう
・自分の意見を相手が受け入れるか不安で率直に言いにくい
・(自分を受け入れる人には、気を使わずに話す)
・相手が怖くて自分の思いを言葉にできない(安心出来る相手には平気で言う)
・欲しいものや必要なものがいえない(信頼している人には不満を言う)
・ひとの意見に合わせる(信頼している人には合わせない)
・自分で決断できない(文句を言って相手に決断させる)
・相手の気持ちのすべてを自分のものにしたい
・相手を自分に合わさせようとする
・批判されると落ち込む、カッとくる
・相手が悲しんでいると自分が後ろめたく感じる
・他者の責任を押し付けられる
・相手の問題解決に必死になる
・自分よりもひとの世話をする
・相手が楽しそうでないと自分が責任を感じる
・自分の幸せは相手にかかっていると思う
・相手の問題解決のために相手以上に躍起になっている
・相手があなたを幸福にしょうとしている
・相手があなたの問題を解決してくれる
・あなたを相手の力で幸せにしてくれることを期待している
・相手の不始末の責任を自分がとっている
・休んでいたら悪い気がする
・相手に自分の食事を選んでもらう
・許可なく勝手に部屋に入ってくることを許してしまう
・許可なく勝手に部屋に入る
・健康に障害が出るほどハードな仕事をさせられている
・相手が場にふさわしくない服装だと自分がはずかしい
・疲れているのに他者に世話をさせられる
・不機嫌な態度で相手を変えようと試みる
・自分を傷つけるひとと関係を続けてしまう(自分が相手を傷つけても平気)
・自分だけの時間が持てない(相手が自分だけの時間を持つと不安になる)
・暴力行為を受ける(暴力行為をする)
・勝手に性的な接触をされる(性的な接触をさせるようにする)
・約束を勝手に変更される(約束を勝手に変更する)
・自分のモノを無断で触られる(相手のモノを無断で触る)
・貸したお金を返してもらえない
・借りたお金を返さない

境界がないと、以上のような現象が起こります。

特に日本社会は「境界」にルーズな社会でした。それが過労死につながったり、セクハラ、痴漢、パワハラの根底にあります。

すでにお気づきのように、「境界」を越えてしまうとつらいことがどんどん増えていきます。
私が境界のことを言い出すと、なんとなく自分の間違いに気づかれます。
しかし、ほとんど、みなさんはとまどいます。

概ね人々は、孤独からの逃避で恋をして、私はあなたのもの、あなたは私のものと、間違った甘美な関係を最上として境界が混乱したまま結婚します。
間もなく日常に疲れて口も聞かないことも起こってきます。
私はあなたのもの、あなたは私のものという幻想が崩れて、とまどいます。

なぜ、どこで、そうなったのか、分からないまま、互いの間にはミゾ(時に境界の 別名)があることに気がつきます。
ミゾ、川、海・・・関係性によって映る光景はちがっても、結婚前からあった、も ともとなければいけない「境界」に気がつかなかっただけのこと。

こういうと、誰だって寂しく感じるし、虚しく思えるかも知れません。

しかし、そうとは言えません。 境界は、人と人を遠ざけるのではなく、感動の源なのです。
境界をどう理解するかで、人生は全く違うものになります。

ライフスキル講座