エゴグラム特集

エゴグラム特集

リーダーでありながら、アサーティブな会話ができない。
チ−ムを思う方向にもっていけない。

「もっと強くならなければならない」と思えば思うほど空回り。そんな苦労していませんか?

実は、それって思い込みから生じているミステークなんです。

「もっと強くならなければならない」と思うほどストレスで、ますます自分を追い込んでしまいます。

すぐにやめてください。

リーダーでありながら、アサーティブな会話ができない。
チ−ムを思う方向にもっていけない。・・・・という場合、まず「厳格な父親の心(自我)」が低いはずです。

こんなエググラムだとします。

エゴグラムで働き方革命

厳格な父親の心(CP ;Critical Parent)
権威、権力的・批判的だが、規律を重んじ倫理観が強く向上心、使命感・責任感を強く持ち理想に向かって努力する傾向が強い心。一方で頑固で独尊的、完全主義的なマイナスの傾向が表出する場合も少なくありません。

 

保護的な親の心(NP;Nurturing Parent )
共感・同情・受容・保護・支援をする思いやりの心。母親の心とみなされています。一方で心配性が強く過保護、過干渉になり、他人の自主性を損なってしまう場合があります。
保護的な心が乏しい場合、他人のことを気にかけず、冷たく拒絶的な言動が目立つようになります。

 

大人の心の状態(A ;Adult)
ビジネスライクな態度が特長的。事実に基づき客観的で冷静な判断を行なう点が特長的でコンピュータ、あるいはメカニック的。合理的に物事を進めようとします。

一方、ユーモアが乏しく冷たく面白みがないとみられがちになります。

 

自由で無邪気な子どもの心 ( FC ;Free Child)
人間本来の純粋な自我状態で自由奔放な子どもの状態。

明るく朗らか、積極的で好奇心にあふれ活動的。FCの高い人は、どんな時も楽しい感情を大切に新しいことにチャレンジする意欲にあふれています。

一方で、ルーズ、無責任、自己中心的になりやすい面があるので注意が必要です。

 

従順な子どもの心(AC; Adapted Child)
順応性・協調性・依存性が高いのが特長。自律性が弱く、受動的で、周りの目を気にして遠慮し、他の人の期待に応えようと頑張る傾向があります。協調性が高いので素直な子(いい子)に見られますが、計算高く、それが得だからという場合もあり、信用されない場合もあります。抑圧的なのでストレスがつきまといます。
反対にACが少ないと他者を無視、いうことをきかない状態が常態化する場合もあります。

 

エゴグラムで働き方革命

大人の心の状態(A ;Adult)と従順な子どもの心(AC; Adapted Child)が高く、続いて保護的な親の心(NP;Nurturing Parent ) が高いエゴグラム(自我状態)は、リーダーシップの点から改善が望まれます。

せっかくの大人の心の状態(A ;Adult)を有効的に使えない状態にあるからです。もったいないので是非、厳格な父親の心(CP ;Critical Parent)と自由で無邪気な子どもの心(FC;Free Child)を育みバランスを変えるように、言葉、態度を意識して使うようにしてください。

大人の心の状態(A ;Adult)とは,事実に基づき客観的で冷静な判断を行なう点が特長的でコンピュータ、あるいはメカニック的。合理的に物事を進めようとします。

ツボが理解でき、厳格な父親の心(CP ;Critical Parent)と上手に融合させればシステマティックな動きができます。

そのためにも本質を理解し、持てる力を咲かせたいものです。厳格な父親の心をもう少し育み決めたことをやり抜く、やり抜かせる力を強めていきましょう。
そうする時、コミュニケーションは不可欠になります。
お互いの考えを知って価値観を共有するには、相手の心を知ることが不可欠です。
相手を知るには傾聴が欠かせません。その上で自分の考えを積極的に伝えるようにします。

それを行なうのに大人の心は貢献しますが、従順な子どもの心(AC; Adapted Child)が高すぎるので、「まあいいか」で自己主張をやめてしまう傾向があります。

アメリカでベトナム戦争が激しくなった1960年代に、女性や若者の間に「アサーション」という概念が広がりました。
誠実・率直・対等・自己責任の4つを柱にしたコミュニケーションです。
自分がそれを励行するとともに相手にも励行することを認めるというものです。Win-Winの基礎になっています。

「まあいいか」はこの概念に反します。どちらかが我慢をするからです。
我慢は大人として立派な態度ですが、チームを幸せにする責任を背負ったリーダーシップからすると「してはいけない我慢」もあります。

相手の成長を願えば我慢して辛い指示を出す場合もあるからです。
ブラック企業と呼ばれてしまうのは、共感がないまま指示するから「理不尽な命令」と映ってしまうのです。
同じことをしても、共感があれば「理不尽な命令」になりませんし、自主的に行動することも珍しくありません。

「ブラック企業」を奨励するわけではありませんが、最近、やたらと「ブラック企業」呼ばわりされるケースが多い原因にコミュニケーション不足があると言えます。価値観のすり合わせをしていないのです。
なんのために価値観のすり合わせをするのかといえば、働く人々の幸福の追求です。

荒っぽい言い方をすれば会社が幸福にならないと従業員もステークホルダー(利害関係者)も幸福になりません。
こういうことはわかりきったことですが、ある一面しか見ないとわかりきったことがわからなくなってしまうのです。
「荒っぽい言い方をすれば」と言いましたが、価値観を共有するには、これを押し付けるのではなく、丁寧に話し合うことが必要なのです。それには「まあいいか」は障害になるので気をつけましょう。

「まあいいか」は、自分でも把握しにくいものです。人によって「まあいいか」のレベルが違います。
同じことについて1回伝えただけで伝えたと思う人もいれば、相手ができるようなり実行しているまでやって「伝えた」と思う人もいます。そこで「まあいいか」と思う人もいます。
「まあいいか」の基準は会社と働く人が幸福だと思えるレベルにしたほうが良さそうです。

厳格な父親の心(CP ;Critical Parent)が低い方におすすめするのが、基準の設定のしなおしです。
厳格な父親の心(CP ;Critical Parent)が低い方は、自分が嫌われることを嫌います。
実は誰でもそうです。嫌われたい人は温かいふれあいに背を向けた人でこれには深い事情があります。

 

そうでない方は、嫌われてもいいとは思っていません。

しかし先にあげたように、なんのために価値観のすり合わせをするのかといえば、会社と働く人々やステークホルダー(利害関係者)の幸福の追求です。喜ばれることがあっても嫌われることはありません。
幸福の追求をしないから嫌われるのです。

ところがどこまでどのように追求しているのか、部下や周囲の人が知ってくれているかというと疑問符がつきませんか?
価値観のすり合わせを「まあいいか」で終わらせてしまうと「まあいいか」が続きます。

価値観のすり合わせができないのは、自分の価値観VS相手の価値観としてしまうからです。
マネジャーはチームワークの長です。チームの幸福を実現するのが仕事であり、その役割を担っています。
チームワークとは仲良く仕事することではなく、チームの全員が自分の役割を果たせることです。
マネジャーとして価値観を語るとき、その価値観はチームの幸福を実現するものでなければなりません。
つまり個人の価値観ではないのです。

現実は「まあいいか」でやれてるしと思うかも知れません、自分は良くても、お客さまはそうではありません。
上位30%のお客様というのは、本来なら商品で買っているお客様ではありません。
ここがとっても重要です。

もう一度いいますが、売上の70%は上位30%のお客様で構成されています。
こんな話はご存知ですね。

こういう分析は「大人の心」の得意とするところですが、そこまで気にしていないとなると、「厳格な父親の心」が低いことに原因があるかも知れないので、「厳格な父親の心」を増やすようにしてください。
「まあいいか」も「厳格な父親の心」が低いことと関係しています。

さて、次に気になるのが「自由で無邪気な子どもの心(FC;Free Child)」の低さです。
自由で無邪気な子どもの心は、ワンパク坊主のイメージそのままですが、成人なので、見た目もワンパク坊主では困りますが、じっとしていません。

先に言ったように本来、上位30%のお客様というのは、商品で買っているお客様ではありません。
お店あるいは人になついているありがたいお客様なのです。
つまり「買いやすい」「感じがいい」の両方あるいはどちらかがモチベーションになって買っていただいている方です。

働き方革命

サービスとはなにか、もう一度復習しなおしてください。

  • 必要なものがある
  • 安心・安全である
  • 買いやすい
  • 感じがいい
  • コストパフォーマンスが高い

上位30%のお客様とは、なんでも買っていただける可能性の高いお客様ですが、だからといって必要もないのに買うお客さまはいません。
それにしても、データをチェックして「このお客様はどうなっているんだろうか?」大人の心が働き、厳格な父親の心の責任感が働きます。

そして無邪気な子どもの心が、このお客さまとコミュニケーションしたいと騒ぎます。
そこで商品探しがはじまります。商品は子どもには遊び道具です。大人の場合は商品やサービスになります。

上位30%のお客様は、「買いやすい」「感じがいい」と感じていただいた大事なお客さまです。
いい加減なことで嫌な思いをさせたくありません。
買ってよろこんでいただけるように、こだわり抜いてウンチクが語れるようになりたいものです。

そうすることで、いつまでも上位30%に留まっていただける可能性がアップするからです。
つまり生涯顧客(ロイヤルカスタマー)です。生涯顧客(ロイヤルカスタマー)は勝手に誕生しません。
店が努力して創ろうとするから創れるのです。

もし、上位30%のお客様が、「買いやすい」「感じがいい」と感じてくれたお客さまでなかったとしたら猛省が必要です。

厳格な父親の心(CP ;Critical Parent)と自由で無邪気な子どもの心(FC;Free Child)を育み、バランスを変えるように、言葉、態度を意識して使うようにしてください。
断然仕事はしやすくなり、個人生活もより素敵になるでしょう。