親と子の100年ライフ【愛着を育む子育て】5歳~12歳の時期

愛着を育む子育て 12歳まで
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Naoman
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人を育てるゲンキポリタン。(一社)いきいきゴエス協会代表理事100年ライフの特別な一日。日本代表、Naomanです。

今回は5歳から12歳の時期の魔法の子育てです。

「自立」を教え、自然に「自立」を受れさせるのが目的の時期です。

では、5歳から12歳、境界を認識する時期の子育て、参ります。

5歳〜12歳、境界を認識する時期の子育て

5歳から12歳の時期は、将来の「自立」を念頭に、自然に「自立」ができるようにするが目的の時期です。

この時期には、自分と他者は違うこと(=境界)を意識させるようにします。

万能感を断ち切って能力を値引きしない

万能の神といいますよね。なんでもできる神のような存在ということです。

幼い子どもは無力なので、親がなにかと世話をやきます。
愛着の絆を築く上で、大切です。

甘やかすのと愛着は違います。
自分でできることを親が先回りしてやってしまうことは、「能力の値引き」でしかありません。
「能力の値引き」=甘やかすです。

能力を値引きしない

能力を適正に見極めること=自分でできることは自分にさせる。になります。

助けが必要な場合は助けを求めるようにさせる。愛着の信頼があれば使いわけが正しくできます。

ポイントは、こどもが助けを求めないのに助けを出さないことが肝心です。

実は、こどもが助けを求めないのに助けを出してしまって子育てに失敗している親が多いのです。

たとえば、学校から帰ってきたこどもに勉強しなさいと言うのが、それです。
寝る前に歯を磨きなさいと言うのもそれです。

毎日のルーティンワークとして、身につけさせるようにしましょう。
「しなさい」と言葉ではなく、したくなるように仕向けるのが、能力を値引きしないことです。

自分と親は別の人間だという自覚

親が子どもの行動に関わると、子どもにすれば、自分と親は他者とは思えなくなります。
自分のことは自分がしなくても親がしてくれると思います。
何もしなかったら親が言うだろうと考えるようになります。
これでは万能感が断ち切れません。

この習慣が大人になっても続き、会社に行けば、用があれば上司が言うだろう
家庭に帰れば、嫁がするだろうと考えます
自分と他者の境界がない依存体質がすっかりしみこんだ人間になります。

意識ではわかっていますが、無意識に境界が崩れてしまっているのは、自覚ができていないからです。

自分にできることは自分でする

この時期に徹底して教えるべきは、自分のことは自分でする
助けが必要ならはっきり自分で助けを求める意思表示をさせます。

自分のことは自分にさせるには、自分の計画は自分で立てさせて、実行させることです。

その確認作業を通じて、強化・是正のフィードバックしてあげることで愛着を強化できます。

それには報連相が大切になります。

報連相とは、報告・連絡・相談のことで、記憶しやすいようにした略語です。

報告

報告とは、親や先生からの指示や指令に対して、子どもが経過や結果を知らせることです。
報告するのは、子どもから親や先生、兄、姉という流れになります。

連絡

簡単な情報を親・先生・関係者に自分の意見や憶測を入れずに事実のみを知らせることです。
誰もが発信する側にも受信する側にもなります。

相談

困ったとき、判断に迷うときや意見を聞いてもらいたい時などに親、先生、関係者に参考意見を聞き、アドバイスをもらうことです。

報連相がなされていないと、

・親、先生、関係者が不安に陥りタイムリーな対処ができない
・親、先生の責任が増し、問題を最小限に抑えられなくなる
・あるいは何かあったときに適切な対応ができなくなります

傾聴を取り入れる

傾聴

他者は自分と違う人であること。伝えなければ分からない。
物事には適切な時期があるので、知らないと対応できないことを教えます。
そのためには報連相の必要性を教え習慣化します。

もちろん年齢が低いほど理解できません。

最初は、親が「困ったことはない?」「困ったことはなかった?」と関心をもって聞いてあげることから始めます。
その際、気まぐれではなく、習慣的に行うことが大切です。

報告の習慣

報告

習慣化したら、本人から報告させるように切り替えます。

もし、忘れたなら、叱らずに聞いてあげて、自ら報連相を行うように指示します。
そのときになぜそうなのか、理由も説明してあげるようにします。

朝夕に「歯を磨いた」と報告させることを習慣化します。
宿題なども同じです。

親は、結果だけでなく、それ以上に様子(プロセス)を見てあげるようにします。
結果で判断するのではなくプロセスで判断してあげましょう。
たとえばテストの結果が悪くても、プロセスが間違っていなければ褒めてあげて、励ましてあげます。
結果よりプロセス、褒めることより励ましが大切です。


まとめ

  • 将来の自立を念頭に子育てする
  • 万能感を断ち切る練習を重ねる
  • 愛着と甘えは似ていて非なるもの
  • 能力の値引きをしない
  • 細かい指示は能力の値引き
  • 能力があることを認めて、伝えて、実行させる
  • ルーティンワークを計画させて実行させる
  • 報連相を習慣にする
  • 傾聴してあげる

 

ゲンキポリタン(一般社団法人いきいきゴエス協会)

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