愛着という言葉を聞いたことがありますか?
愛着は医学的にいう場合と。仏教的にいう場合には、意味が変わるので、その解釈には注意が必要です。
愛着は、英語でAttachmentと書きます。
Attachmentを訳すと、愛着、愛情、傾倒などの意味があります。
ジョン・ボウルビィ(John Bowlby)は、イギリス出身の精神科医、精神分析家で、精神医学に動物行動学(エソロジー)的視点を取り入れ、母親による世話と幼児の心的な健康の関連性を研究した愛着理論をはじめとする早期母子関係理論を提唱しました。
なかでも「母性的養育の剥奪」は重要視され、この概念はWHO(世界保健機構)による親を失った子供たちのための福祉プログラムの根幹となりました。
「母性的養育の剥奪」とは、新生児が自分の最も親しい人を奪われたり、新しい環境に移された場合の特に不十分で不安定な場合に起きる発達の遅れや病気に対する抵抗力や免疫の低下、精神的な問題についての報告です。
現代の「パーソナリティー障害」治療の土台になっています。
愛着理論
ジョン・ボウルビィによって確立された愛着理論(Attachment theory )は、心理学、進化学、生態学における概念で、人と人との親密さを表現しようとする愛着行動についての理論です。
子供は社会的、精神的発達を正常に行うために、少なくとも一人の養育者と親密な関係を維持しなければならず、それが無ければ、子供は社会的、心理学的な問題を抱えるようになるといたものです。
仏教の「愛着」
仏教でいう「愛着」とは意味が変わります。
一般に慣れ親しんでいる人や物に心をひかれ、はなれがたく感ずることをいい、辞書には次のような掲載があります。
① 対象を追い求めること。むさぼりの心をもって、物にとらわれること。渇愛。
②恋愛感情や性的欲望によって異性愛に執着すること。愛執(あいしゆう)。
仏教ではこれを「煩悩」とみなします。
子どもを甘やかしてはいけない」という言葉の出発点は、古くは仏教的思想があるようです。
一方、現代では心理学的見地から「愛情をたっぷり注ぎなさい」と警告しています。
まとめ
愛着は「人生100年時代」の基礎となるものです。
寿命が延伸、これまでのように生涯を60歳程度を目安にした3つのステージ(教育→仕事→老後)を生きれば良かった時代ではなくなりなりました。
100年を暮らす、また社会の変革を鑑みると、自主独立で生き抜く力が必要です。
それには、基礎となる「愛着」が安定していることが不可欠です。独立に欠かせないからです。
「愛着」は人を作ります。
愛着が安定している人の認識は特長的で、不快なことがあっても、それを過大視せずに、むしろ良い面や背景にも目を配らせ、嘆いたり、攻撃せずに、積極的に理解し受容することができます。
かっては不安定だった人も、愛着が安定すると、物事の悪い面にとらわれすぎず、肯定的にとらえるようになります。
自分がされた不快なことを許し、してもらった良かったことに感謝します。
愛着が不安定な人にはこれができないのです。
こんにちは。あなたの願いを実らせるNaomanです。
WEBショップ「ベッド習慣」を運営する一般社団法人いきいきゴエス協会の理事長をしています。
「一般社団法人いきいきゴエス協会」は人生100年時代の3大資産を支援、介護予防、終活カウンセリング、睡眠マスター養成などを主宰しています。整理収納アドバイス、ファイナンシャルプランナー、ビジネスコンサルタントです。
エンドレスにワンダフルな100年時代の人生戦略は、まず身近な整理収納から〜をガイドラインにしています。
エネルギッシュな活性資産は、心地よい快眠なしには得られないからです。
心地よい快眠のためにストレスのない毎日をお過ごし下さい。悩みがあれば無料相談も受け付けています。
安心してご相談ください。20年のキャリアでお答えします。
「一般社団法人いきいきゴエス協会」は、ひとつの目的に向かって事業を行っています。
それをまとめたものが次の図です。
スタートは「私の『し合わせ」」
・・・漠然としたもので、どちらかというと「うまく生きていけたらいいな」というレベルです。
でも現実にはお釈迦様も言われたようにこの世は「四苦八苦」です。
そういう世界をくぐり抜けて「幸福な人生」を全うしたいと思うようになります。
それを具体的に実現する人生100年時代を『し合わせ」に生きるお手伝いをするのが当協会の目的です。
図ではファイナンシャルプランナーの部分が大きく見えますが、「経済」の部分を詳細に表しているので、こんな表になりました。
実際には「愛情」「仕事」「健康」「子育て」の部分でも、この程度の詳細な部分があります。
ゴエス協会では、「ゴエス」の文字通り「整理・整頓・清掃・清潔(磨く)・習慣(躾)」つまりローマ字表記にすると頭文字がSで始まる5つ。5Sになることから「ゴエス」と言ってますが、5Sによって暮らしを落ち着かせることが「幸福な人生」を実現するもっとも簡単な方法だと考えています。
誰でもできることなので、難しいことではありません。
と、言っても、人の一生のことなので、課題は多岐に及びます。
それを簡単に進めていくのが、5Sです。
睡眠は食欲・性欲・睡眠欲と言われるように人間の三大欲求のひとつです。しかし最も関心の低い扱いをされてきました。睡眠障害、睡眠負債が健康を害しています。運動には関心が高くなりましたが、同じように「攻めの睡眠」が必要です。
いきいきゴエス協会では、ひとりでも多くの人に、良い習慣を身につけていただくために、「スリープアスリート認定制度」を導入しました。