恋人の天邪鬼に悩んでいませんか?
天邪鬼は本人が意識的に行っているのでなく、自然になってしまう現象なので、人生の重要な場面でもお構いになしに出現します。
そうすると、相手している側も、本意が解らず、間違った選択をしてしまう場合があります。
取り返しがつかないことも起こるので、十分な理解が必要です。
- 天邪鬼を治したい方
- 天邪鬼な人との関係を大切にしたい方
- 天邪鬼な人と『し合わせ」に過ごしたい方
- 天邪鬼な人のために、チームワークが機能しなくて困っている方
ここでは、天邪鬼」がどのようにして起こるのか、どう対策すればいいのか、
天邪鬼で失敗しない対策をご提案します。
天邪鬼ってなに?
あまのじゃくとは、漢字で天邪鬼と書きます。
あまのじゃくとは「わざと他者(特に重要な人)に逆らう言動をすること」です。つまり「ひねくれ者」。
天邪鬼の語源は、あまのじゃくは、「天探女(あまのさぐめ)」という悪神の名前が転訛したといわれています。
天探女は『古事記』や『日本書紀』の神話に出てくる神で、人の心の内を探り、意に逆らうという、ひねくれた神であった。
この天探女は、『瓜子姫』という昔話に登場する悪鬼の由来としても有名です。
天邪鬼になる原因
ネガティブなイメージが強い「天邪鬼」ですが、「天邪鬼」はどこにでもいます。
男と女の間柄でも、職場でも、同性同士、親子の間にも、天邪鬼はいます。
決して困らせのが目的ではないので、それなりの理由があることにも留意しましょう。
つまり天邪鬼は、他者の気持ちや言動の意味が分かっているのに、抵抗・反発します。
抵抗する背景には、無意識の怒りが潜んでいます。
愛着障害が深いほど、大切な人との関係では、天邪鬼の傾向が強くなることははっきりしています。
つまり「独特の甘え」なのです。
大切な関係であればあるほど反抗する天邪鬼
怒りは特定の「誰か」向けられているわけではないので、それだけに抵抗される人は困り果てます。
あえて特定の「誰か」というなら「大切な人」です。
大切であれば、あるほど、抵抗され反発されるので、される側にすれば、関係を大事にしているので、我慢もするし、怒りもたまっていきます。
天邪鬼:無意識の目的
意地っ張りで頑固に「道理」がなく、ストレスを抱えると、強化され、ぶつけられるので、される側は、やがて堪忍袋の尾が切れるということになります。
そうなると両者とも落胆しますが、隠された目的である可能性が高いのです。
愛着障害の原因となった「甘え不足」裏返せば「私の気持ちはわかってもらえない」という挫折感の再現です。
天邪鬼の奥に潜んでいる無意識の本当の気持ちです。
もともとはイラストの子どものように、お互いに甘えながら、成長したかったのが、本音です。
まとめ
天邪鬼は甘えたいのに甘えられなかった環境に育ったために、後天的に形成された「甘えるためのシステム」です。
だから、そんな言動していたら、いまに傷つくよ」と心配しても通用しません。
精一杯のシステムだからです。
しかも自分で考えたわけでもなく、自然に出来上がった仕組みなのです。
人間は「弱い」ところを自然に補強するようにできています。すごいですね。
なので、無意識に、補強した仕組みがますます使えるように、トレーニングしていきます。
全部、無意識です。
なので基本的に治りません。治らないので上手に付き合っていくようにします。