どんな気分になりたいの?と聞かれて、自分の価値観にしたがって生き、自分の純粋なこころの声に耳を傾けることができたら、つまり自分をカウンターカルチャーにできたら、自分を何かに見せかけようとせずに、よく思われようとせずに「ウェルビーイングな空気感」を大切に『自分のための自分による自分を育てなおす教育』自己教育のカリキュラム『Shohei-Chart』をひとつずつクリアしていきましょう。
そのときにメンタルを整えるのに、効果的なのが深い呼吸との持ち物を減らすミニマリスト発想です。聞いただけで気持ち良さそうと感じませんか?
自分のための自分による自分を育てなおす教育①『呼吸』
Less is More・・・まずは呼吸で身体を整えて
放下著とは、一切を捨てること、つまり呼吸になりきって呼吸以外の一切を捨てる呼吸です。
さまざまな執着を捨て去り、心と身体の中の不要なもの、不純な埃や塵を一掃してしまえば、裸で生まれたときの本来無一物の縁起の上で生起する事象だけが残ります。この解釈がなかなか難解ですが愉しみでもあります。
正しい呼吸は体内を洗う天然水
【般若の呼吸方法】
「般若の呼吸」は自分を忘れる呼吸です。マインドフルネスになれる呼吸なので、「空」になります。「空」になったところに『Shohei-Chart』が入ります。執着する自分を忘れて、ひたすら没入する「縁起」が入ります。
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息を吸ったときお腹が膨らみ、吐いたときにお腹が凹んだ状態になればOK。
これを10回繰り返す。慣れてきたら息を吐く時間をどんどん長くしていきます。
寿命は心拍数で決まる
その根拠は生物学者本川達夫氏の著書「ゾウの時間 ネズミの時間」(中公文庫)という本で紹介されている「哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打つ」計算にあるそうです。ゾウもネズミも20億回で心拍で寿命は尽きますが、ネズミの一生は2年ほど、ゾウの寿命は約70~80年。人間は50年ほどだったのが人生100年に近づいているのは医療の発展によるもので、終戦当時は50年ほどだったそうです。
高血圧・貧血・狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患(アテローム性動脈硬化症)、心臓弁膜症、心不全、心筋症などの心臓病などが原因が考えられます。心拍数は心身の健康状態を反映しているとも考えられます。もし心拍数80回/分以上が続いている場合は、何か病気が隠れている可能性もあります。病院を受診して検査を受けてみてはいかがでしょうか?
息を吸いながら肩を上げ、吐きながら下ろします。次に両手を前に組み、息を吸いながら手と身体をできるだけ遠ざけるような感覚でストレッチを行います。元に戻しながら息を吐きながら胸を広げるように伸ばし、吸いながら元に戻します。どのストレッチも呼吸を意識しながら行うことがポイントです。
慢性的な倦怠感から鬱症状になることもあります。
3つの呼吸と細胞呼吸
- 生きるための呼吸である<脳幹>での呼吸・・・・・・・・代謝性呼吸
- 意識的な呼吸である<大脳皮質>で行う呼吸・・・・・・・随意呼吸
- 感情のコントロールをしている<扁桃体>で行う呼吸・・・情動呼吸
- 体内の細胞が酸素を取り入れ、必要なエネルギーを取り出す呼吸・・・細胞呼吸
一般に呼吸と呼んでいるものは、肺呼吸(=外呼吸)です。
一方、細胞呼吸(=内呼吸)とは、肺呼吸で得た酸素を血液から細胞が取り込み、細胞内で有機物を無機物に分解する反応です。この分解によって、細胞は活動するエネルギーが得られます。その後、細胞から血液に二酸化炭素が排出される仕組みです。
浅い呼吸が続くと、自律神経の乱れや呼吸関係の筋肉の凝りや衰えによる息苦しさ、便秘など身体にも様々な影響を及ぼします。筋肉は支配する神経によって随意筋と不随意筋とに分類されます。
随意筋とは、自分の意志で動かすことのできる筋肉です。これとは反対に、自分の意志では動かすことのできない筋肉を不随意筋と呼びます。
随意筋は運動神経に、不随意筋は自律神経によって制御されており、胃・腸・心臓などの内臓を動かしている筋肉は全て不随意筋です。なので内臓を活性化するには、自律神経を整えておく必要があります。15−4−4秒を意識して息を吐くのをゆっくりする丹田呼吸(=般若の呼吸)をやってみましょう。ゆっくりすればするほど、副交感神経を優位に働かせることができます。
呼吸を整えて、深い呼吸で、心の垢を一掃すれば、脳が覚醒し洞察力が磨かれ、これまで見えなかった自分の<こころ>の姿が見えてきて、マネジメント(応援)しやすくなります。
Shohei-Chartを効果的に使うために、もっとも基本的なことからマネジメント(応援)していきましょう。
呼吸と感情の関係
感情は脳の最深部で生まれます。 感情は脳幹から辺縁系にかけて広がっていて、もともとは危険から自分の見を守るための重要な機能で、スピード重視なので、<こころ>とは別の場所にあります。
- 喜び(joy)
- 信頼(trust)
- 恐れ(fear)
- 驚き(surprise)
- 悲しみ(sadness)
- 嫌悪(disgust)
- 怒り(anger)
- 期待(anticipation)
感情には8つの基本感情があり、8つの基本感情はポジティブ・ネガティブ。中立の3種類に分解できます。半数がネガティブに属するのは、感情がもともと危機から自分の見を守るための生存本能だからです。
- ポジティブ:喜び、信頼
- ネガティブ:悲しみ、嫌悪、恐れ、怒り
- 中立:驚き、期待(予測)
- 恍惚(ecstasy)>喜び>平穏(serenity)
- 敬愛(admiration)>信頼>容認(acceptance)
- 恐怖(terror)>恐れ>不安(apprehension)
- 驚嘆(amazement)>驚き>放心(distraction)
- 悲嘆(grief)>悲しみ>哀愁(pensiveness)
- 憎悪(loathing)>嫌悪>退屈(boredom)
- 激怒(rage)>怒り>苛立ち(annoyance)
- 警戒(vigilance)>期待>関心(interest)
- 喜び+驚き=「歓喜」
- 信頼+悲しみ=「感傷的」
- 恐れ+嫌悪=「羞恥心」
- 驚き+怒り=「憤慨」
- 悲しみ+期待=「悲観的」
- 嫌悪+喜び=「不健康」
- 怒り+信頼=「支配」
- 期待+恐れ=「懸念」
自動操縦で生じるロスを低減するのが心身のミニマリストです。
自分をカウンターカルチャーにする
実体のない自分をカウンターカルチャーにすることは、縁起の上で実践することで、他者に心地いい世界を知らせることです。その第一歩がマンダラチャートで、心地よく生きることではないでしょうか。カウンターカルチャーってなんでしょう?サブカルチャーともいいますが、一般文化にに対抗する文化ですが、もっともわかりやすいのがこの言葉ではないでしょうか?
「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」
たとえばビートルズはカウンターカルチャーの代表のように語るヒトががいますがそうでしょうか?アメリカで起こったロックンロールに憧れて、日本で刹那のロカビリーブームが起こったように、イギリスで真似して時間差を使ってアメリカを巻き込みアメリカ人ともども50年代を追体験して女王陛下から外貨を稼いだことで勲章をいただいた。
この時点でカウンターカルチャーではなくなっています。ビートルズのひとりポール・マッカートニーは、「60年代だからできたことだ」とのちに語っています。その後もカウンターカルチャーの旗手であろうとしましたが、さまざまな弊害があり、分裂。ジョン・レノンは「エルヴィスもディランもビートルズも信じない、あらゆる権威も信じない、ぼくはぼくだ」といい、結局は自立の問題に立ち返り、こころの問題が大きく立ちはだかります。ビートルズもいるといえばいる、いないといえばいない、追体験という縁起の上で生起したことだったのです。
お釈迦様自身が自身の体験から「宗教は役に立たない」と言い残されて自分で勉強した成果が「仏陀の教え」に凝縮されたのです。
まとめ
ゲンキポリタン大学
「社会人基礎力」(全6回)
- 人生100年時代社会人基礎力3つの能力
- 社会人基礎力①12のの能力要素
- 社会人基礎力②前に出る力を育てる主体性と8つの基準
- 社会人基礎力③考え抜く力を育てる思考法
- 社会人基礎力④チームで働く力
- 社会人基礎力に追加された3つの視点
コラム
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- 自我と交流分析
- 自他肯定をライフスタイルにする『お粥さんプロジェクト』
- 人生の方程式から外れない<イマジン>3つの自我の使い方
- メンタルモデルを変える5つの心とエゴグラム
- 般若のゴエス|自分を忘れるアサーティブ・コミュニケーション
- 般若のゴエス|アサーション・コミュニケーション|率直について
- ロジカルシンキング
- ラテラルシンキング
- システム思考
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