自分を監視人にしないでください。
誰のための目標でもない。
自分のための目標なので周囲の目を気にせずに、自分のやりたいこと、レベルを目標にします。
目標は結果になります。
それ以上に重要なことは自分が目標達成に重要な人間になることにあります。
目標が私たちにもたらす恩恵と達成の秘訣についてご説明します。
目標の達成は、いつだって意思決定から始まる
目標の達成は、いつだって意思決定から始まります。
達成するために、ライフスキルを総動員するプロセスを辿ります。
- 意思決定(意思決定スキル)
- 自己認識(自己認識スキル)
- 目標設定(目標設定スキル)
- ストレスマネジメント(ストレスマネジメントスキル)
- コミュニケーション(コミュニケーションスキル)
そして達成するために生じる葛藤が、自分を重要な人間にします。
つまり自分を重要な人間にすることのない、葛藤のない目標は目標と呼ぶに値するものでもなんでもないのです。
目標達成のために用意されている設問
目標達成には、あなたが気づこうが、気づくまいが、次の設問が用意されています。
- 何を達成したいのか(目標設定スキル)
- なぜその目標に取り組むのか(自己認識スキル)
- 誰が手伝ってくれるのか(コミュニケーションスキル)
- どのようにして達成するのか(ストレスマネジメントスキル)
- いつまでに達成するのか(意思決定スキル)
成功の定義は人それぞれですが、方向性のない人生にどのような成功もありません。
目標を定めることは、人生を工夫のあるものにするために必要不可欠です。
さらに成功に導くには、ストレスをマネジメントして、努力、自律、勇気などあらゆる生きる情熱を投入しなければなりません。
先に書いたように、ここが重要ですが、自分を重要な人間にすることのない、葛藤のない目標は目標と呼ぶに値するものでもなんでもないのです。
ところがそれらを総動員しなければならない目標の場合、これは無理だと逃げ出す人が多いのも事実なのです。
目標は心でスタートしますが、行動に移すことで現実になります。
目標達成、6つのステップ
目標達成には、6つのステップがあります。
▼目標達成のステップ
STEP 1. 目標達成を考える前の状態
STEP 2. 目標達成について考える段階
◎ 達成の難易度と満足度のバランス
◎ メリットとデメリット(気がかり)のバランス
◎ 適切な目標と具体的で適切な計画
STEP 3. 達成したいと想像する準備の段階
STEP 4. 達成するぞと実行する段階
STEP 5. モチベーション維持の段階
STEP 6. 達成による満足の段階
「よし、達成するぞ」のレベル STEP.4 実行の段階
目標達成のコツは、飛行機に学ぶことができます。
離陸して、飛び上がるときはすごいエネルギーが必要です。
しかし、ある高度に達すると安定飛行に入ります。
離陸の段階が「目標達成のSTEP 4. よし、達成ずるぞ!」実行の段階です。
水平飛行の段階が「STEP 5. 達成したぞ!」モチベーション維持の段階です。
離陸を成功させるには、先に説明した準備、計画が力を発揮します。
「離陸」を念頭に置き、気持ちをピークに持っていくように計画をしておきます。
設定したマイルストーンの最初の目標を達成すると、やる気につながり意欲が増してきます。
やる気の継続は、離陸の成功にかかっていると言えます。
目標達成する人に共通した条件
目標達成を成功させる人に共通した条件があります。
- 目的(ゴール)を明確に意識している。
- 計画を作るのが上手で実行力がある
- 継続する仕組みを作るのが上手い。
- 我慢力がある
- コミュニケーション・スキルが高い
- 王道を大事にいていて、情報の取捨選択能力が高い
- PDCAのマネジメントサイクルを回し続けている
これらは基礎的な力、つまり、素直力、自己啓発力、失敗力、継続力、習慣化力、我慢力、挨拶力、マナー力、外見力、笑顔力、連絡力を集めた総合力なのです。
計画力は、経験が必要で、最初は戸惑いがあっても、マネジメントサイクルを回し続けていると、必ず身についていきます。
成功させる人に共通した条件を遵守していることがじぶん力を増強します。
もうお分かりだと思いますが、目的に向かって達成する努力のプロセスが、ライフスキルを身につける方法なのです。アメリカなどでスポーツするのを奨励する理由もこの点にあります。
まとめ
優れた企業の特性は、その企業に従事する人の目標達成を手伝い、個人を輝かせる点にあります。
優れていない企業は、逆の動きに陥ります。従って人材開発ができません。
人材開発ができないので目標達成ができないのです。
目標達成のできる人材開発にはコツがあります。
- 採用
- 歓迎
- 触発
- 語りかける
- 傾聴する
- 感謝する
- 育成する
- 配慮する
- 祝う
- 分かち合う
優れた企業の特性では、祝い、分かち合うことが目標になっています。
つまり、自分を重要な人間にすることのない、葛藤のない目標は目標と呼ぶに値するものでもなんでもないのです。
祝い、分かち合うこと、さらにそこに辿りつくプロセスが共有されています。
同じことは家族に対してもいえることです。
感情に呑み込まれない人は6つの設問で目標を設定します、
情緒的な発言に終始する感情的な行動を得意とする人には、合理的な設問もプロセスの仕組みもありません。目標達成に情緒は関係ありません。時に情緒的に見える場合も実際には論理的で合理的なメカニズムが働いています。