なにをやってもうまくいかない。
自己否定感に苛まれている人は多いですよね。
でも、それは「やり方」の問題であって、自己否定することが論外という場合も多いのです。
よく会社でも「すみません。僕が悪いんです」と謝罪している光景を目にします。
謝罪は簡単ですが、実は問題解決の障害になっている場合が少なくありません。
本当は原因追求をしないといけないのに、「すみません」で片付けられてしまいます。
自分を責めることが反省ではありませんよね。
因果応報・・・原因があって結果があります。
どんな場合も、仕組みを正すことが、いちばん大切です。
- うまくいかないと嘆いている方
- 自分はダメ人間だと思っている方
- 何をしても三日坊主になってしまう方
アスリートが優れた結果を出すのには、やる気のでる「技術」がある
ある結果をひき起こすもとになる要素ですね。
目的には「やってみよう」という要素が含まれています。
ライフスキルの目標設定スキルは、スキルなので意欲の問題ではありません。
アスリートが優れた結果を出すのは、努力以前に、自分を励まし奮い立たせる「技術」があります。
三歳児のお留守番テスト
三歳児のお留守番テストで実証されている実験があります。
日本のテレビでもテストをしていましたが、世界中、どこでしても同じ結果になるようです。
「ここにお菓子が1つあるけれど、帰ってくるまで食べずにいたら3つあげる。」・・・そう言い残して、外出する。
ほとんどのこどもたちは即座に食べてしまいます。
どちらが得か、分からないわけではありません。
こどもたちは目的がなく、感情を優先するからです。
「ダイエットしたい」と考えたのが、感情的な行動からの一念発起だったのか、思慮分別の末だったのか、その見極めは難しい点があります。
しかし、目的を問うことで、案外、簡単に見極めができます。
「体脂肪率15%にしたい」・・・「なぜ?」・・・「やせたいから」
この論法は間違いではなく、目標はあっても、目的がないのは明白です。
動機づけできないのには理由がある〜
3歳児の心に目標設定スキルを育てることは素敵ですね、
動機がなければ動機付けはできない
これでは、困難を克服する理由となる目的がないので、すぐに負けてしまいます。
なのために「体脂肪率15%にしたい」のか?
なぜ「やせたい」のか?
動機がないので、動機付け(モチベーション)ができないので、うまくできないのです。
3歳児と同じで感情に負けてしまいます。
動機は解決したい問題の外に置く
では、「モテたいからやせたい」・・・これはどうでしょう。
動機づけになるようですが、太った原因が寂しさを紛らわすことに関係していたら、動機づけにはなりません。
動機が課題の中に含まれているので動機付けにならないのです。
動機は解決したい問題の外に置きましょう。
その目的を達成したとき得られるメリットの大きさを自覚できたら、「動機付け」はさらに強まります。
「成功するまで続ける」ができないのには理由がある
あきらめないことが、終わらない唯一の条件。
コツコツ継続することは、感情と無縁の世界
感情が入り込んでしまうのは仕組みの問題なのです。
つまり、できないのではなく、やらないのではなく、動機づけに失敗しているのです。
まとめ
- うまくいかないと嘆いている方
- 自分はダメ人間だと思っている方
- 何をしても三日坊主になってしまう方
自分自身を責めるのではなく、仕組みを理解しましょう。
動機付けするには、やることもメリット、デメリットを分析しましょう。
やったほうがいいと分かるとやりたくなります。
やれるかも!やれそう!やるたくなる!やりたい!・・・「やってみよう」・・・この気持ちがいちばん大切です。
感情的なようですが、その背後には、ほとんどの場合、「やれるメカニズム」が腑に墜ちています。
イチローさんがあの身体で日本のプロ野球で成功し、アメリカで成功した背後には、「やる気」ではなく、「やれるメカニズム」が働いていたと見るのが正解ではないでしょうか。
うまくいかない理由に自己否定感は無縁なのです。