もし、あなたがエンドレスにワンダフルな人生にしたいと願うなら、願った日が吉日、今すぐに始めましよう。 大切なのはプロセス、人生は旅ですからいますぐ、荒野に出かけましょう。荒野という理由は、まだ達成されていない出来事だからです。「マンダラチャート」を作成してチャレンジすることだからです。 いつ達成するのか期限を定めてチャレンジする自分を養いましょう。
自分を正しく養う習慣
あなたの回りを見渡しましょう。ほとんどは期限を切らずに過ごしていませんか。期限がないことが自由ではありません。いつしか迷いこんだ他者の価値観に支配されたマトリックス(仮想空間)にいると期限も制限も曖昧になってきます。
あなたの自由は、マトリックスからの脱出です。マンダラチャートを作成して期限を切って主体的に活動することで自分の手に人生を取り戻すことです。
たとえば人生の終盤に訪れると思い込んでいる「介護事業」は生産性が低い業界ですが、入口であるケアマネジャーと言っても、実際にはマネジメントされていないことに注意しましょう。
彼らの仕事には期限がない。期限がないとは、延命があるだけで、ただ死を、待つだけたからです。期限のない暮らしが日常になると無目的に暮らすことが習慣になります。
ケアマネジャーとの間で「ケアプラン」を策定することは最初の仕事ですが、「ケアプラン」では、サービスを受ける高齢者が抱える問題点を明らかにし、自立した日常生活を送れるように支援する上での課題を把握する「アセスメント(課題分析)能力」がケアマネジャーに求められます。
同様に自分を養う気があるなら、自分に対する「アセスメント能力」の育てましょう。
最も大事なこと以外に時間を使うな
優秀な企業なら採用段階で「やりがい」を提供し、採用される側はしっかり目標とアセスメントを「共有」します。プロセスを共有したら、ウェルビーイングを体感しながら「分かち合う」ために、1on1のアセスメントを通してステップアップします。非常にシンプルです。
企業が活動を通じて無駄なものを削ぎ落としてきたからです。同じことは、家庭、学校病院、介護施設でもいえます。そうならないのは、アセスメントの効果を軽視してプロセスを踏んでいないからです。企業、家庭、学校、病院、介護施設すべてに共通しているのは、大事なものがありすぎて、結果的に何が大事がわかっていないからです。
あなたの人生でアセスメントは機能しているか
アセスメント(assessment)は、「 課題を達成するために、人、ものごとの状態を客観的に評価・分析する能力」です。そこには諦めずに誘導するスキルがなければなりません、ところが利用者に料金を請求しないので、アセスメントを気にしない名ばかりのケアマネジャーにしてしまうのです。請求しないから諦めていいのでしょうか、とんでもない問題のすり替えです。利用者は怪しいケアマネジャーの道具ではありません。
そこで思い出して欲しいのが、STORE(ストア)という言葉と概念です。STORE(ストア)とは、お客のものを預かっているという意味です。自分が売りたいものを並べているということではありません。
福祉における介護アセスメントは、介護対象者やその家族との面談や聞き取りなどから、心身の状態や日常生活の状況といった情報を収集し、対象者の要望をくみ取ることです。その情報をもとにアセスメントシートを作成し、一人ひとりにあった介護計画書(ケアプラン)が作られます。アセスメントは技術であり、トレーニングによって鍛えることができますが、ソーシャルワーカーの専売特許ではなく、福祉専門職であれ、ボランティアであれ、技術の違いはあれど、構造的にはみな、アセスメントをした上で、目の前にいる人に関わっているのが本来のあり方です。
アセスメントは難易度の高いプロフェッショナルな業務です。「自力で数メートル歩けるようになる」「自分一人で食事できるようになる」などの目標を高齢者など対象者と一緒に決め、目標の達成状況を適宜モニタリング(現状を観察して把握)して達成に導きます。
そこで必要になるのが「期限」ですが、設定がなければ「できたらいいな」になり、事業所との間でも、共有する目標がなくなり、結果的に生産性の低さになります。酷いケアマネなら一年の間、連絡も有りません。その原因は、ケアマネだけでなく、自分にも、事業者にもあります。人権を大切にしたアセスメントを実行するにはマイルストーンを設定して繰り返し小さな目標をクリアすることが大事で、そのために介護ではこまめな確認作業が必要になります。
それを抜きにすると、介護保険サービスの利用で発生する介護給付費の管理(給付管理)の書類作成だけになります。ケアマネージャーの仕事は介護保険サービスの調整だけではありません。「ケアプラン」といいながら実体は名前を貸しているだけで、ケアマネジャーにマネジメントさせないのを許してしまうのは、日頃の期限を設定していない習慣なのです。ウェルビーイングとは、最後のひと息まで主体的に生きることであり、自分を養う習慣ということではないでしょうか。
時間を抜きにして人生は考えられない
時間をもともとのいのちに使うことが最重要課題になるはずです。
「もともとのいのち」とは、「太古の昔から受け継いできたいのち」のことで、目に見えません。もっともわかりやすい定義は玄奘三蔵法師がインドから持ち帰った経典を翻訳した唯識にある「阿頼耶識」です。「阿頼耶識」は一切の記憶を貯蔵している蔵のことで、深層心のもっとも深いところにあるものです。 ヒトそれぞれに不思議と感じるいろんな体験をされていますが、たとえば「ゴーストと出会った」「シンクロニシティを体験した」といった闇に輝いた一瞬の絶対主観を感じた瞬間です。 あんたには、自分でも気づかない力が宿っています。それを引き出せるのが時間の使い方であり、「制限」です。マンダラチャートに目標を設定して期限を設定するのです。
人生は、時間の使い方そのものです。私たちはもっとしっかりと現実を見つめ、すごく短くてキラキラと光る可能性に満ちた4,000 週間を送りましょう。
『ライフシフト-200年時代の人生戦略』
世界でも指折りの長寿国である日本には、100歳以上の人(センテナリアン)が、すでに6万1000人以上います。
国連の推計では、2050年までに、日本の100歳以上人口は100万人を突破する見込みです。
平均寿命が延びると社会に一大革命をもたらし、あらゆることが影響を受けます。
引退後の時間が延びるため、従来の生き方では引退後の残った人生を支えられなくなってしまいます。
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』を発行したリンダ・グラットン教授が提唱するのは、「年齢=人生のステージ」の考え方は、もう通用しない。さらに仕事に囚われない多様な生き方が必須だといいます。
これまで、80歳程度の平均寿命を前提に「教育→仕事→引退」の3つのステージで考えられてきた典型的な人生は抜本的に考え直されなければならないといいます。
107歳まで生きることになれば、私たちは生涯でもっと多くのステージを経験するようになり、働き方の選択肢を増やすことになります。
1度の教育だけで足らず、何度も自分のスキルセットを新たに磨かなくてならなくなるとリンダ・グラットン教授は警鐘を鳴らします。
持ち時間は限られている
私たちは、自分の人生が、永遠に続くかのように暮らしています。
日頃から残り時間を意識せずに暮らしているかもしれませんが、長寿はますます延伸していて120歳も確実になってきました。80歳まで暮らそうが120歳まで暮らそうが大切なことは主体的に暮らせないとしたら人生を生きたとは言えないことです。
80歳まであなたが生きるとしてあなたの人生はたった4,000週間しかありません。運よく90歳まで生きたとしても、4,700 週間程度です。
これまで、80歳程度の平均寿命を前提に「教育→仕事→引退」の3つのステージで考えられてきた典型的な人生は抜本的に考え直されなければならないといいます。
107歳まで生きることになれば、私たちは生涯でもっと多くのステージを経験するようになり、働き方の選択肢を増やすことになります。1度の教育だけで足らず、何度も自分のスキルセットを新たに磨かなくてならなくなるとリンダ・グラットン教授は警鐘を鳴らします。
私たちは、自分の人生が、永遠に続くかのように暮らしています。
日頃から残り時間を意識せずに暮らしているかもしれませんが、長寿はますます延伸していて120歳も確実になってきました。80歳まで暮らそうが120歳まで暮らそうが大切なことは主体的に暮らせないとしたら人生を生きたとは言えないことです。
これまで、このどうしようもない真実をしっかり認識して生きてきたでしょうか?
もしテキトーに生きていた、常に時間に追われている、自分にはまだ時間がたっぷりあると思っていた。それだけでなく、まだまだ無限の可能性がある、何もかもやろうと思っていたのなら、本当の意味で人生が短いことをまだ理解できていません。
まずは、自分に残された時間は信じられないぐらい限られていることを強く認識し、自分の生き方を考え直す必要があります。
人生で集中すべき重要なものを見極める方法
そこそこ楽しい人付き合いやそこそこ重要な仕事など優先度「中」のカテゴリーのことを捨てる。
方法①:【目標編】マンダラチャートで最高位2つのみに集中して、それ以外はすべて捨てる。(サンプルのマンダラチャートでは同じ目標なので1つに集中します)
方法②:【日々のタスク】大目標2つを達成するために8つと8つの16の中目標、16の中目標を達成するために128の小目標(タスク)を設定してルーティンワークにして習慣化します。2つを達成するために抱えている128の小目標(タスク)に実際に取り組むとしたら、他のことが入る余地がないのがわかるでしょう。
方法③:自分の取り分をとっておく=まずは自分のやりたいこと(=小目標/タスク)をやる。貯蓄のコツと同じく、まずは優先的に重要なことに取り組む時間を作る。
これまで、このどうしようもない真実をしっかり認識して生きてきたでしょうか?
もしテキトーに生きていた、常に時間に追われている、自分にはまだ時間がたっぷりあると思っていた。それだけでなく、まだまだ無限の可能性がある、何もかもやろうと思っていたのなら、本当の意味で人生が短いことをまだ理解できていません。
まずは、自分に残された時間は信じられないぐらい限られていることを強く認識し、自分の生き方を考え直す必要があります。
まとめ
ヒトは誰でも今日より若いヒトはいません。年齢と共にエネルギーが不足してきます。
しかし、それを補う智慧と知識が備わってきます。無手勝流で備わるのではなく、薫習という言葉があるように体験で備わっていきます。つまり正しい経験、習慣によって、正しい智慧と知識が備わります。物事には「期限」があります。つまり目標です、期限のない目標はないのと同じです。何事にも期限を設ける習慣をつけましょう。
ゲンキポリタン大学
「社会人基礎力」(全6回)
- 人生100年時代社会人基礎力3つの能力
- 社会人基礎力①12のの能力要素
- 社会人基礎力②前に出る力を育てる主体性と8つの基準
- 社会人基礎力③考え抜く力を育てる思考法
- 社会人基礎力④チームで働く力
- 社会人基礎力に追加された3つの視点
コラム
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- ロジカルシンキング
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- システム思考
- マンダラチャートはここからダウンロードできます。
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