ライフスキルでアサーティブに自分を動かす

アサーティブネス
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ライフスキルは、生きる力であり、技術です。
人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。

「ライフスキルでアサーティブに自分を動かす」は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して自分を積極的に表現する力を身につけることをめざしています。

目標が立てられない、コミュニケーションがうまくできないを解決する
「親しさとは、人権を軽く扱うことではない」・・・・これがコミュニケーションの基本です。親子の関係を考えていただくと、よくわかると思います。虐待には、これがないですよね。コミュニケーションの土台は、「信頼」です。コミュニケーション能力をアップする早道は自分への信頼です。ライフスキル(=EQ)は信頼力をアップすることから始まります。

アサーティブ・トレーニング

アサーティブ・トレーニング

1. 感情を知る練習をする
2. 最良の自分を伝えるために感情的な行動はしない
3. 主語を使う練習をする
4. 主語を使って感情を言葉にする
5. 目標を考えるメリットとデメリットを整理する
6. 目標を設定する
7. 目標を達成する計画を作る(マイルストーンを使う)
8. 達成するために「ゴールデン・ルール」を選ぶ
9. セルフ・マネジメント(自分にコーチングをする)
10. モチベーションを確認する
11. ここまでする約束を自分と交わす
12. マネジメントサイクルGROWを使う
13. セルフ・マネジメント(自分にコーチングをする)

 

1. 感情を知る練習をする

感情的な行動をとらないようにするために、感情を言葉で表現します。
ところが自分の感情は知っているようで、自分では判らないものです。
判らないから感情的な行動をとってしまいます。
そこでまず、自分の感情は知る練習をします。
一番分かりやすいのは、日記に書くこと(ブログでもOK)

感情的な行動をしないように感情を知る練習をする
感情的な行動は「習慣化」した行動なので、繰り返す人は繰り返します。その繰り返しが人生を形作ります。感情的な行動は、とても危険な行為なのです。感情的な行動を防ぐために、いまここにある感情を知ることを習慣化していきましょう。

 

2. 感情を表現する練習をする

うれしい、悲しくなった、面白かったなど感情を言葉にして日記に書きます。
(ブログでもOK)
感情を言葉することが目的ですので文章の上手ヘタを気にしなくて大丈夫。
すべての感情にいい悪いもないので、“こんなこと書いたら・・・“と、気にせずに書くようにします。
「今日は○○○があったので、うれしかった。」
「○○○さんに△△△と言われたのが悲しかった。」
「○○○さんが時間に来なかったのでハラが立った。」
「時間までに資料が作れなかったのでムシャクシャした」
◆「【後述】最良の自分を伝える方法」を参照してください。

最良の自分を伝えるために「感情的な行動」はしない
日頃の習慣、行動、人間としての質。自分の評判がどんな影響を与えているのか。評判とは、他人の目を気にするというのでなく、自分のスタンダードに到達するという約束。つまりスタンダート(基準)、約束とは、自分の存在証明以外のなにものでもないのです。

 

3. 主語を使う練習をする

「わたしは」を使います。
単純ですが、この練習も大事なものです。最初は日記を書くときに使って慣れます。

◆「感情を言葉で伝える方法」を参照してください。

相手のストレス軽減に役立つ感情を言葉で伝える方法
自己受容ができていないと、意見を否定されたら、自分が否定されたと思いがちです。そこで意見を言わないか、主語を使わないといった方法をとります。自分を受け入れていたら、自分を率直に表現できるようになります。受け入れてもらえないと決めつけ、思い込みが、いつ、どこで生じたのか、人生を遠回りしないように、自省しましょう。

4. 主語を使って感情を言葉にする

感情の表現は自分の不愉快を感情的な態度や行動でぶつけるのではなく、言葉でそのまま率直に伝えるといいのです。
「わたしは、あなたと意見が違うと不安になるのですが」とか、「わたしの気持ちはね、いまとってもうれしいのです」、「わたしは、あなたがそういうのを聞くと悲しくなるのです」というように、感情をそのまま言葉にします。
それは誰も傷つかない方法です。

◆「思いを伝える方法」を参照してください。

 

5. 目標を考えるメリットとデメリットを整理する

取り組むメリットとデメリットを書き出して整理します。

メリットとデメリットで心の整理

6. 目標を設定する

自分を監視人にしないでください。
誰のための目標でもない。自分のための目標なので周囲の目を気にせずに、自分のやりたいこと、レベルを目標にします。
◆「【後述】よし、達成するぞ」のレベル STEP.4 実行の段階」
◆「【後述】したいことがしなければならないことに変わっていないか」
参照してください。

 

7. 目標を達成する計画を作る(マイルストーンを使う)

6.の目標を小さく分けて、達成しやすくする。
◆「計画力はマイルストーンで変わる」を参照してください。

マイルストーンを活用して習慣にする
マイルストーンを習慣にすることは、安全を確保する必須条件です、計画を立てて実行する習慣は「ライフスキル」の集積によってなし遂げられます。計画性は思考を刺激します。洞察力を深め、障害を発見して、困難を予測して対策を策定、突破口を開き、自信を深めます。

8. 達成するために「ゴールデン・ルール」を選ぶ

目標を達成するのに適切だと思うゴールデン・ルールを7つのなかから選びます。
ルールは心構えで、自分との約束です。
目標を達成するプロセスを支える心のありかた、心の力で、約束の向こうには、自分というブランドが立ち上がってきます。
もうひとつのゴールであり、ゴールには「素顔のわたし」が待っています。
素顔のわたしとの約束を裏切らないようにしてあげてください。
◆「7つのゴールデン・ルール」を参照してください。

 

9. セルフ・マネジメント(自分にコーチングをする)

ゴールデン・ルールを実行するために、ルールを実行するには、どんな要素があるのか確認します。
そこでなりたい自分といまの自分を認識します。
目標と現実を比較して、なにがあって、なにが欠けているのか、それを充足するにはなにをしたらいいのかを認識します。
コーチは、その間に立って実行を促しバックアップする役です。
ふさわしい人がいればその役割を担いますが、いない場合は自分がコーチ役をします。

 

10. モチベーションを確認する

目標を達成したい、よし、やるぞという気持ちになっているか再確認します。
もし、あやふやと感じるなら5〜9を繰り返し、心の整理をします。
なにが問題かはっきりします。
その問題を含めて対策を立て、計画を見直します。
◆「【 9】「よし、達成するぞ」のレベル STEP.4 実行の段階」を参照してください。

 

11. 「どこまでやるか」約束を自分と交わす

実行を開始したら、スケジュール通り展開します。
スケジュールに設定した目標も含め、毎日どうしたいのか、どこまでやるのか
自分との約束を交わします。
自分への信頼を築く重要な作業です。
習慣リストを使います。
◆「【後述】焦点をあわせる技術」を参照してください。

 

▼1日の目標として「どこまでやるか設定シート」

当日の目標を、がんばればできる、なんとかできる、最低これくらいはできるのレベルのどれかに書き込み、達成したかどうかの判定を自分で下します。
毎日継続することで、自分への信頼を高めるようにします。

 

12. マネジメントサイクルP→D→C→AにGROWを活用する。

◆「【後述】自分をコーチングするセルフ・マネジメント」を参照してください。

 

13. セルフ・マネジメント(自分にコーチングをする)

セルフは、自分をケアすることも含んだサポート態勢です。
◆「【後述】セルフ・マネジメントのコツ」
◆「【後述】自分をコーチングするセルフ・マネジメント」
◆「【後述】サポートを受ける」を参照してください。

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